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人新世の資本論

人新世の「資本論」P1020259
斎藤幸平 
集英新書

価値を創造し続け、資本を蓄積し、市場開発を続ける資本主義が、異常気象を引き起こし、
地球を破滅させる。

温暖化を防ぐには「脱成長」しかないが、
脱成長は、資本主義とは共存できない矛盾であり、
グリーンニュウディールとか、
バイオマス二酸化炭素回収技術も、
結局生産力の効率化に転嫁され、
別の地球資源を食い尽くすことになる。

解決策は成長と完全に別離する
「脱成長コミュニスム」(生産力の市民共同体による「市民営化」)
とされる。

ところで、資本主義であろうと、共産主義であろうと、
人間が作り、人間が生々しく運営する制度だ。

動機は「欲望」

そこで制度は人間の欲望を捨てさせる事が出来るか?
つまり、来るべき世に住まう人間は、フェラーリも、ロレックスも欲しがらないか?
あるいは、欲しがってはいけないと、誰が言えるか?
仏教とか、あるいは気象ファシズムの世界ではないか?

マルクスが理想を見たと言うマルク協同体がどのように誕生し、どのように存続し、
そして、なぜ、資本主義に売り渡されたか?
そのあたりに事の真実があるように思う。

生産力の私有でも国有でもない社会的所有と市民営化ゆえに、コミュニズムと言うようだが、
であるなら、資本家は排除され、いずれ国家は枯死するものと思ったが、
国家の力は必要と言われる。
その国家は市民の意見が反映されると、
どんな国家なのだろう?

市民と言えば、退出すべき資本家は、今や、隣のオジサンやオバサンでもあるようだし。

革命は必要のようだが、
共産主義の強烈なアンチテーゼ「暴力革命」は必然ではないようだ。

現状の上部構造を残したまま、温厚に移転する共産主義。

国際的に「国家」はどう捉えるのだろう?
一国社会主義?
コミンテルン?
コミュニズムに至る道は良く分からない。

参考例のデトロイトは偶々倒産した資本主義の後に市民が作った農園の話だった。
経営はコミュニズム的だろうが、脱成長と言えるのか?

推薦者の佐藤優さんは、行きつく先は教会とかの中間団体所属を提唱する資本論があったし、

水野和夫さんは、資本主義の暴走を抑えて、
何かわからないが、「脱成長」をキイワードにする
新しいシステムに軟着陸すべしというう御提言みたいでした。

斎藤先生は、小生の頭の悪さに頭を痛められることだろうが、
理解力が酷くて申しない。
1020円の本代と、お諦め下され。

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