« 民主 代表交代劇場 | トップページ | 列王記 »

菅首相の成長戦略

第1の道;公共事業等、政府の支出拡大。
第2の道:政府支出削減と規制緩和、市場主義。
は、既に効果を失い、第3の道を選択。
増税により、医療、介護、環境に特化、集中出動。

素人の疑問,
その1は、
第1の道がコンクリート1本だったとすれば、
第3の道は、たかだか1本を3本にしただけじゃないか?
と言う事です。

それに、
特定分野に経済政策を特化するやり方こそ、限界ではないでしょうか?
そもそも産業界は、新たな産業を模索して需要を喚起してきた訳ですが、
そう言う成り立ちこそが限界ではないのか?

そう感じる理由はかなり薄弱ですが、
グローヴァル化した産業構造のもとで、後発国との追いかけっこに、先々安定すると言う解があるだろうか、
あるいは、人間の欲望が、今後とも、徒歩から汽車や自動車に代わる程爆発的に変化するだろうか、
と言う凡人の悲観主義かも知れませんが。

その2
第2の道、竹中構造改革には、完全無欠の結論は出たのでしょうか?
構造改革は、確かに、経営者を安易なリストラに走らせる契機になったかも知れません。これは修正事項です。
将来に亘って、国が、産業を固定化するよりは、
全国民の自由な知恵に任す第2の道の方が過ちは少ないかも知れないとも思えるのです。

政治家に一国の産業を創造するだけの知恵があるのかと言う疑問の方が、私には大きいのです。
しかも、申し訳ない事ですが、政治家の責任感はせいぜい「下野する」と言う程度のものですし。

そんな事を思い煩っていると、今日(6,11)の読売。
菅首相の知恵袋だそうです、阪大社研所長、小野善康氏のインタヴュう記事。
「①増税により目指す成長戦略は、「雇用を生む」という観点で評価すべき。
 ②支出先は必ず成長分野で無く道路補修でも良いが、
  何が成長分野かの確定は難しいから、広く国民の意見を聞けば良い。
 ③医療、介護、環境は菅総理の見識である。」 と言う事でした。

何と!
それなら簡単じゃないですか。
国が雇用すれば良い!

無資源国の資源は人です。
先生を増やし、学校を増やしましょう。
出来上がった優秀な頭脳は国が雇用し、産学の研究部門に派遣しましょう。
訳が判るか判らないか、1番になるか2番か知りませんが、
民にお任せした研究に従事して貰うのです。

よく考えてみると、
現政権で似たような事やってるじゃないですか!
郵政民営化見直しです。
アルバイトの正社員化。

政治は、一方で公務員2割削減等と辻褄が合わないからおかしいんです。
その企業に必ず必要な単純作業は、国が直に口を挟む事もありません。
企業独自の技術についても企業の知恵の方が勝るでしょう。
職業訓練校のアイデアは良かったが、本来、企業のOJTでやるべきでした。
無論経営の知恵も国が口を挟む分野ではないでしょう。
企業の余力が、知恵を生み、技術を高め、雇用を生んできた事も事実だと思います。

小野教授は
個人から集め、個人に還付するやり方は無意味。
子供手当は成長戦略たり得ない。
との評価です。
この危機的状況下、
少なくとも、政治は、まず人気取り的思い付きありき、
理屈は後からと言う安易さは、
断固、絶対止めるべきです。

ただ今、菅総理の所信演説拝聴。
強い経済。
強い財政。
強い社会保障。
あれもこれもと可也の大風呂敷でした。

でも方法論皆無。
国が何をやるのかも判りませんでした。
国は口だけ出すのか? 
金も出すのか?
どの程度、どの様に出すのか?
方針くらい示して頂きたかった。

外交。
日米基調に、八方うまくやると言う事のようでしたが、
日米基調と言う語には相当の覚悟が必要です。
つまり、一方でも上手く行かなくなったときには、
日米に立ち返ると言う覚悟です。

鳩山政権は、日米対等でしたが、
国際政治の実行段階で、逐次、日米基調に変容、
その結果が、良し悪しは別にして、今回の普天間合意と言うことでしょう?
兎も角、第1歩の覚悟がいい加減でした。

只、私の聞き違いで無ければ、
「国民の一人々の負担する覚悟が、外交の基盤。」と言われたようです。
含蓄のある、踏み込んだ発言ですーーー賛成。

方法論、最後に触れられました。
実行を可能とするキイワード「政治のリーダーシップ。」
期待しますが、
前政権で、政治のリーダーシップは、単にお役人外し、お役人いびりに終始したようです。
政治のリーダーシップには、言わずもがな、
政治の理念、政治の知識、政治の知恵、
それが全ての起点と考えます。

|

« 民主 代表交代劇場 | トップページ | 列王記 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 菅首相の成長戦略:

« 民主 代表交代劇場 | トップページ | 列王記 »